少しの隙で被害者に。防犯対策の基本は施錠から




「しまった!やられた…」平和な日常に、突如嵐のようにやってくる住宅を狙った泥棒。空き巣や忍び込みの被害にあった家は、驚きや悔しさの他に、「もし、犯人とかちあってしまっていたら…」と強盗に対する恐怖を覚えるそうです。

防犯部長まさる
泥棒を寄せ付けないための対策を、防犯部長まさるがご提案します。

泥棒に侵入させない鍵は時間にある

住宅侵入被害は年々減少傾向にあるものの、決して少なくはありません。

平成24年、25年ともに、全国で約6万件を超える被害件数が報告されています。これは全国平均で年間約850世帯に1件の割合で泥棒にあうという数字。この割合を低くて安心と捉えることは非常に危険です。泥棒は、いつでも住人が気を緩ませる一瞬の隙を狙っているのです。

「侵入3分、物色5分」これは、住宅を狙う泥棒を知るのにとても有効な数字です。たった8分あれば、泥棒は犯行を完了させてしまうといいます。

いつ住人が帰ってくるか、あるいはいつ気が付かれてしまうか分からない状況で泥棒が重視するのは、

  • 侵入しやすい
  • 逃げやすい

この2点です。侵入に5分以上かかると、約7割もの泥棒は犯行を諦めるのだそうです。

防犯部長まさる
10分以上かかると、諦める泥棒はさらに増えて約9割にもおよびます。

家や財産だけではなく、住居者の命を守るためにも、まずは一般的な犯行でいえば、その時間はたった5分。朝のゴミ出しや、窓を開け放った庭掃除など、どんな些細な状況でも、泥棒からすれば、その一瞬を狙って犯行に及ぶことは可能だといいます。

侵入手段の大半は、ガラスを割ることでもピッキングでもなく、無施錠によるものです。

玄関の鍵の施錠はもちろんのこと、普段使っていない部屋、近所から死角になっている小窓、その一つ一つに注意してください。死角に防犯カメラを設置したり鍵の個数を増やすなど、厳重な戸締りが必要です。
防犯部長まさる
年間6万件というのはあくまで認知件数です。運よく物が盗まれず、侵入されたことに気が付いていないだけ、なんてこともあり得るのです。

こんな家が狙われる!泥棒が侵入しやすい条件とは?

2018.11.14

泥棒が侵入しやすい時間帯とは

住宅侵入被害には、

  • 住居者が外出して留守中の家を狙う「空き巣」
  • 深夜の住民が寝静まった時間帯を狙う「忍び込み」
  • 人々が通常通り生活している時間帯を狙う「居空き」

これら3種類があげられます。

人々の生活時間に合わせている特徴からも容易に想像がつきますが、空き巣は14時~16時頃、忍び込みは真夜中の2時~4時の間に多発する時間帯です。

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この多発する時間帯というのは一般論としてです。夜でも電気がついていなければ留守と分かるため、深夜を狙った空き巣も後を絶ちません。

居空きは、家族全員がそれぞれに部屋にこもる時間や、食事などで一カ所に集まる時間など、その家によって狙われやすい時間帯は異なります。

住宅侵入被害の発生件数は、3種類のトータルで見ると時間帯による差はそれほどありません。狙うと決めた家には、1週間以上も前から張り込み、犯行の計画を立てる泥棒もいるのだそう。そういった点からみると、ひとえに確立の問題ではなく、狙いやすいかどうかに重点をおいているのです。

家の間取りを把握され、住居者の生活リズムを観察され、逃亡ルートを考えさせる隙を与える。住人が無防備であればあるほど、計画は緻密なものになり、スムーズに事が進むでしょう。

世間的に見た狙われやすい時間帯や周辺環境よりも、自分たちの住む家での危険個所や習慣などを把握することが大切。犯罪であることは大前提ですが、泥棒もその道のプロだということを認めなければ、防犯対策は始まりません。

泥棒を撃退する為の防犯グッズ

侵入に5分以上かかれば犯行を諦めるということは、5分で侵入できない家にすれば安全性が高まるということでもあります。

まずは、泥棒がもっとも嫌う音と光での防犯対策。

犬がいる家、庭に石や砂利が敷き詰められている家、大通りに面している家。このような家を泥棒が避けるのは、音や光によって自分の存在が住人のみならず周囲に明らかになることを恐れるからです。

現代社会において、室内でペットを飼う家や洋風住宅も多くなり、一昔前と同じ防犯対策はできない状況はあります。ですが、家電量販店などで気軽に防犯グッズを購入できる時代です。

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例えば、侵入検知センサー。これは、侵入すればアラームが鳴ったり、人が通るだけで光がついたり、携帯に通報がされたりする機能が備わっています。価格は機能に応じて変わりますが、選択肢が広くおすすめの防犯グッズです。

実際に、住宅侵入に関わるある調査では、泥棒が防犯用のセンサーに気が付き侵入を断念したという回答が、7割近くにおよんでいます。

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2016.02.24

お次に、鍵や窓への防犯強化です。

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鍵のコピーやピッキングしにくいタイプへの見直し、窓を割れにくい素材に変えたりする。これらが代表例ですが、金銭や借家などの理由から簡単に導入できるとは言えません。

そういった場合は、ホームセンターや通販で簡単に手に入る補助錠や、窓にはる防犯フィルムなどで代用するのも有効な対策です。

鍵や窓への対策は、玄関や大きな窓だけでなく、通りに面していない死角や、深夜住人がいない部屋などにも必要です。やみくもに数や質にこだわらず、リスクに見合った設置を行わなければなりません。

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今後の防犯対策、泥棒から身を守る為に

自分たちの家が抱えているリスクを的確に把握して、侵入しにくい家にする。泥棒が「この家は無理だな。近寄りたくない…。」そう思わせる材料となるでしょう。

こまめな施錠習慣などの日頃の心構え、手頃な価格でも防犯グッズなどで対策するという積み重ねが、犯罪から自分たちを守るという意識の高さを示すのです。泥棒の犯罪ニュースを新聞やテレビで見聞きしても、どこか他人事のように感じ、「うちは大丈夫。」と、根拠のないことを思いがちではないでしょうか?

ですが、守るべきものは決してお金や貴金属、家の中にあるパソコンや家電など物だけでありません。

「誰でも良かった」「死刑になりたかった」などという、不特定多数を意味なく無差別殺傷事件や、「好きだから」「交際を断られたから」といった住居侵入やストーカー事件など発生する怖い世の中です。

自分や家族の身の安全、写真や住所録などの個人情報など、今の生活を彩るあらゆるものが対象なのだということを思い出してください。

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