【女性の防犯対策その4】ストーカー被害を防ぐには

ストーカー被害




頻繁に報道番組でも取り上げられるストーカー被害。被害状況はさまざまですが、精神的にも肉体的にもダメージが大きく、最悪の場合は命にかかわる事件に発展することもあります。

「ストーキングされるのは有名人」というイメージが強いかもしれません。しかし近年の報道からもわかる通り誰でも被害者になりうるのです。そしてちょっとしたきっかけで、自分自身がストーキングする側になる可能性もあります。

以下ではストーカー被害にあわないための対策をまとめました。身近に心当たりがあるという場合にも、ぜひチェックしてみてください。

まどか
最近一人で帰宅時に、誰かに後をつけられている気がしています。いつも同じような足音が後ろの近くから聞こえてきて……。

明るい時間帯や誰かと歩いているときはないので、時間帯に気を付け、どうしようもないときは近距離ですが駅からタクシーを使っています。

防犯部長まさる
それは心配ですね。ストーカー被害は長期化することが多いので、確信は得られませんが、今後被害が大きくならないように相手の特定等を早めにしておきたいものです。早速対策を行っていきましょう。

ストーカー被害とは何か

ストーカー被害は、ストーキングやつきまといをする行為がエスカレートし、相手に何らかの迷惑を与えた場合に犯罪や違法となります。

例えば一時的なつけまわしであれば、興味本位等で年齢や性格に関わらずだれでも少しは経験があるかもしれません。

しかし社会的にも非常識ととられるほどのストーキング、そこからの暴力等、ストーキングを行う側が精神的・心理的にも一般的ではない場合には犯罪や違法行為に発展しやすく、ストーカー被害が起きやすくなります。

ストーカー被害の特徴

ストーカー被害は全体の約6割が交際相手(元も含む)、配偶者(内縁や元も含む)からとなっており、恋愛関係のもつれが原因のものが多くなっています。

全体的にみると約8割が顔見知り等によるもので、被害を受けるまでに何らかのつながりやトラブルがあるはずです。

防犯部長まさる
ストーカー被害は加害者も被害者も男女差はほぼ半々といわれていますが、女性被害者の方が状況を誰かに相談するケースが目立ち、それだけストーカー行為によって追い詰められている女性が多いということがわかります。

ストーカー行為の内容と被害割合

ストーカー被害は後をつけまわる行為以外のものも含まれ、ストーカー規制法の定義に定められています。具体的には以下の8種類に分けられます。

つきまとい・待ち伏せなど 51.3%
監視していると告げること 7.4%
面会や交際を要求する 52.2%
乱暴な行動をする 20.7%
無言電話や連続電話 30.0%
汚物等を送付する 0.9%
名誉を害することをする 5.3%
性的羞恥心を害することをする 6.7%
年齢別被害状況
  • 20歳代……35.0%
  • 30歳代……29.2%
  • 40歳代……16.5%
  • 10歳代、50歳代、60歳代、70歳代以上……10%未満

20~40歳代で8割以上を占めています。ちなみに加害者の年齢と割合も同じくらいです。

1と2の多さと、年齢別被害からもわかる通り、男女間のもつれが原因となるケースがほとんどです。
さらに状況がエスカレートすることで嫌がらせの度合いも強くなっていく傾向にあります。
ストーカー被害はそのままにしておいても状況の改善は難しいので、できるだけ早い段階で手を打ちたいものです。

ストーカー被害はどうすれば防げる?

ストーカー行為に走りやすい人の心理や特徴として、

  • 支配欲が強い
  • 妄想癖がある
  • 自己中心的
  • 自信や自負心が強い

といった性格が多いという特徴があります。

これは普段の付き合いではそれほど気づかなくても、仲が良くなっていくうちに「ちょっと付き合いづらいな」「アクが強いな」と感じるタイプでもあります。

そのため、ある程度の距離を保った人間関係を続けて行くのが無難。一度深くかかわってしまうと離れるのが難しくなりがちです。

すでに恋愛等に発展しているのであれば、少し時間をおいてじっくり冷静に対応をしていくのがいいでしょう。

可能であれば時間をかけて距離を置くようにしていきたいもの。急に状況が変わることで相手の感情が大きくぶれ、ストーカー行為に発展しやすくなります。一人で心細いようなら知り合いや専門家に相談するなどするのも良い方法です。

ストーカー被害に気づいたら

ストーカー
ストーカー行為は多くが顔見知りによるものですが、

「たまたま見かけて気になったので毎日つきまとうようになった」
「よく行くお店の店員さんがかわいいから」
「有名人の〇〇さんの大ファンだから」

など、被害者側が相手のことをほとんど知らなくても、加害者側の一方的な強い感情が原因となって起こることもあります。

こうなると顔見知りではないため相手がどういった性格かわからず、ストーカー行為に気づくのが遅れたり、対策をとりづらかったりします。

また相手のことを知っていたとしても、冷静な会話や交渉が難しければストーカー行為がエスカレートしてしまう可能性もでてくるでしょう。

そのため「ストーカーされている」と感じたら、早めに警察や専用の相談窓口に相談をすべきです。

すぐに被害がおさまるわけではありませんが、状況改善に前向きな行動をとることで、ひとりで悩まない安心感が得られ精神的不安も減ることでしょう。

防犯部長まさる
警察では相談を受けたうえで、加害者の調査や対策や、被害者を保護して一時的に避難できる場所を提供する、といったことも行っています。

その際ストーカー行為の証拠となるようなもの(メールや手紙など)が残っていれば必ず残しておくようにし、相談の際に忘れずに持っていくようにしましょう。

ストーカー被害は一度はじまってしまうと、何かしらの対策を行わない限り続いてしまうケースがほとんどです。

困った場合は一人で何とかしようとせずに、まずは身近な誰かに相談するなどして気持ちを落ち着け行動していきましょう。




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