【高齢者の防犯対策】家の防犯(詐欺・不法侵入・空き巣・事故)

高齢化問題




近年は高齢者(65歳以上)が増加し、社会的高齢化や核家族化によりお年寄りだけの住まいも珍しくなくなってきました。体力や認知能力の衰えを考慮し、現役世代による配慮や見守りが重要視されています。

そこで今回は高齢者が住む家の防犯に注目し、対策をまとめました。あなたの身近なお年寄りを守るために、早速試してみてください。

まどか
80代の祖母が遠方に一人暮らしをしています。

たまに妙な電話がかかってきたり、知らない訪問者が来ることもあるようです。今のところ問題はないようですが、最近認知能力も衰えてきているようなので、詐欺等にひっかからないか不安です。

防犯部長まさる
離れて暮らす親御さんがいると、日ごろの様子がわからないだけに心配になってしまいますね。

この場合は家の防犯対策をしっかり行っておくことで犯罪や事故の予防・防止、さらには安心につながりますので、積極的に取り入れていきましょう。

高齢者の暮らしで気を付けること

田舎の家の扇風機

詐欺(押し売り・勧誘・不審者訪問等)

電話による振り込め詐欺(オレオレ詐欺・架空請求詐欺・融資保証金詐欺・還付金詐欺)のほかに、直接家に訪問してきて、言葉巧みに屋内に押し入ってくることもあります。(取り込み詐欺・リフォーム詐欺・シロアリ・悪徳商法等)

近年これら詐欺は巧妙化しており、一見詐欺と分からないような複雑なものもあるので注意が必要です。

高齢者宅ではインターホンも古いタイプを使い続けているケースも多く、訪問者をその都度対応してしまいがち。

また、孤立化している高齢者だと話し相手が来てくれたうれしさから、ついつい家の中に招き入れてしまうようなこともあります。

泥棒(空き巣・不法侵入・強盗等)

古い家は防犯設備があまいため、泥棒に狙われやすくなります。物忘れ・認知能力の衰え(認知症)による鍵のかけ忘れも心配です。

また在宅中であっても、耳が聞こえづらくなることで侵入者の気配に気づけない、はちあわせしても力で劣るといった状況により、盗まれてしまうことも。

事故(怪我・病気等)

高齢者の事故発生場所は、住宅内で起こるものが全体の8割近くを占めます。

特に居室や階段・台所での被害が目立ち、転倒・転落・やけど・ヒートショック等の恐れが。

さらに突然の病気により、発見が遅れれば命にかかわることもあります。

高齢者宅の防犯対策

黒電話

電話対策……知らない番号の電話は出ない

詐欺グループに電話番号が知られるとその情報が共有され、何度も似たような詐欺電話がかかってくるようになります。

番号を変更すればいいのですが、昔から同じ固定電話の電話番号を使っていると知り合い等にすべて連絡するのは難しく、本人も使いにくくなってしまうので、できれば従来通り使える方がいいでしょう。

そのため電話機にナンバーディスプレイ機能を付け、よく使う番号はすべて登録しておきましょう。

本人が直接登録するのは難しいでしょうから、あなた自身や身近な信頼できる人がやってあげてください。

登録されている番号以外は出るのを避け、表示された番号を控えるなどして一度確認し、必要なら折り返し連絡するようにしましょう。

番号確認の際にはあなたや高齢者自身の子供など、信頼できる人に連絡してもらうようにしておけば安心です。

防犯部長まさる
携帯電話を使いこなせるようなら、思い切って固定電話を解約してしまうのもいいでしょう。

来客対策……インターホンをモニター付きに替える

チャイム音しかならない昔ながらのインターホンを使っていると、来客に都度応対しなければいけなくなります。

モニター付きであれば知らない来客は対応しない(居留守)ようにすれば、必要以上に玄関を開けることもなく安心です。

近年は詐欺対策として、用事のある業者等は事前に電話連絡をするなどして訪問するのが一般的です。

顔見知りでない限りは、急な来客にそれほど対応する必要はないでしょう。

施錠対策……防犯性の高い鍵と防犯グッズを利用する

高齢者に多いのが、鍵のかけ忘れや窓の開けっぱなしです。不法侵入されやすい状況となりますので、在宅中でも必ず閉めるようにしましょう。

家鍵は閉め忘れ時に自動で閉まる電気錠など、高い防犯機能を持った特殊な鍵も出回っています。

ピッキング対策にもなるので家鍵が従来の古いタイプであれば、防犯対策が施されたものに変えるといいでしょう。

窓はよく利用する部屋の窓、侵入される心配のない窓(2階等)だけを開けるようにして、補助キー(補助鍵)の併用を。

不在時はもちろん閉めて、窓の振動を感知して警報を鳴らすセンサーアラームを取り付けると安心です。

ガラスを割れにくくする防犯フィルム(防犯シート)も併用するといいでしょう。

事故対策……見守りアイテムを利用し、周辺住民と連携する

ケガや病気はその後の早急な対応が大事です。すぐに危険な状況をまわりが察知できるかがポイントです。

便利なのが見守りセンサーや見守りサービスで、自動で体温を感知する人感センサーやカメラを利用したものは、インターネットやスマートフォンと連動し、家族にその様子が随時わかるようになっています。緊急電話に対応したものもあります。

高齢者が多いエリアでは、地域ボランティアや民間企業が行う訪問サービスなどもあります。

これらを上手に併用するなどして、たとえ離れていても目の行き届かない時間をできるだけ減らすことが大切です。


このほかにも高齢者向けの総合ホームセキュリティーもあります。

防犯はもちろん事故に備えた見守り機能を備え、24時間365日見守りができるなど高い防犯対策が期待できますので、他の防犯設備と合わせ検討してみてください。

参考サイト:内閣府 < 高齢社会白書




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