【子供の防犯対策】児童虐待やDVから子どもを守る方法

苦しむ子供




近年、児童虐待(幼児虐待)の深刻さが問題視されています。子供自身が助けを呼べない状況であることも多く、把握される件数や被害状況よりも、実際にはもっと複雑といえます。

今回はこどもを児童虐待やDVから守るための方法をまとめました。

一人の大人としてできること、気付けることを積極的にみつけ、こどもたちを守る防犯対策を行っていきましょう。

まどか
保育園に通っている子供がいます。身近に虐待の気配はありませんが、自分の子供と同じ年の子が被害にあっている報道番組を見るたび悲しくなります。

ただ自分も子どもが言うことを聞かないときは思わず声を荒げたりおもわず叩いてしまったりすることもあるだけに複雑です……。

防犯部長まさる
成長著しい子供を育てることの難しさは、親なら誰でも経験するものですよね。

小さなお子さんを育てていると、慢性的な育児疲れを抱える親御さんも多いはずです。児童虐待やDVを防ぐには親やまわりの大人が【子供を守る】という強い気持ちが大切です。

児童虐待とDVの違い

児童虐待とDVは混合しがちですが、実は別のものです。具体的には「誰」が「誰に対して」暴力を行うかの違いになります。

児童虐待
子どもの親や保護者、周囲の人間が子どもに対して暴力をふるうこと。
DV(ドメスティック・バイオレンス)
配偶者や夫婦間、内縁(事実婚)や恋人間で暴力をふるうこと。

DVは直接子供が暴力を受けるわけではありません。しかし目の前でその様子を見せられることで子どもへの精神的ダメージとなり、結果的に児童虐待につながります。

児童虐待の種類と内容

泣く子供

身体的虐待

殴る蹴る、やけどといった暴力行為。子供では大人に抵抗できる力がないために起こりやすい。エスカレートすることで外傷が増えて周囲が気付くことも。最悪の場合は命にかかわる危険な行為。

性的虐待

子どもに性的行為や児童ポルノを強要したりするもので、女の子が父親(実父・義理の父等)から受けるケースが多い。中学生の被害が多いが、幼児や高校生でもありえる。

心理的虐待

脅しや無視、兄弟間での極度な差別、存在の否定、言葉の暴力、目の前でDVを振るう、自尊心を踏みにじる行為など。精神的ダメージが大きく、記憶は長く残り、子供の成長にも悪い影響を及ぼす。過度な心理的虐待状態となると、洗脳のような状態(洗脳虐待)になることもある。

育児放棄(ネグレクト)

食事を与えない、下着や衣服をかえず不潔にさせる、炎天下での車内の放置など、保護者としてすべきことを怠った行為。他の虐待と合わせて行われることも多く、命にかかわることもある。

これらを行うのは子供の両親(義理、内縁を含む)、祖父母等親戚、教育施設職員(保育士、学校の先生等)など、日ごろから子どもと接点の多い大人がほとんどです。当然すべて法律で禁止された行為にあたります。

しつけと虐待の違いは「子どもを力ずくで制御しているかどうか」

先に紹介した4つの虐待は、いずれの人も一度は聞いたり耳にしたりしたことがあるはずです。

しつけのためにやむを得ず、似たようなことをほんの少しだけやったことがあるという親御さんもいることでしょう。

保護者として子供の教育をすることは当然のことです。子どもが成長するためには物事の良しあしを知り、判断できるようにならなければいけません。それを教えるのが保護者の役目です。

問題はその行為が、一方的に大人の考えや行為を押し付け続ける行為になっていないか、が重要なのです。

虐待しないためには、親や保護者の心理状態のケアが必要

虐待を受けた子供たち

まだ小さい乳幼児などは、当然会話がままなりません。言うことを聞かない時期は日常的にあり、小さな子どもなりの反抗期もみられます。

ただしいずれも子供の大切な成長の一環です。

防犯部長まさる
ワンオペ育児などでノイローゼ気味になる母親もいるだけに、親子共につらい時期でもありますが「子供が成長している証拠」という気持ちを忘れないようにしましょう。

育児を担う人間の心理として、過度な育児疲れがストレスとなり弱者への虐待に発展してしまうこともあります。

自らの行動は度が過ぎていないか、だんだんとひどくなっていないか、自分の行っていることがおかしくはないか等に、自分自身や周囲が気づけるかが虐待を防ぐポイントになります。

防犯部長まさる
悩みを相談できる人や、別のストレスを発散できる行為を見つけるなどして、心理状態の回復をすることも重要ですよ。

虐待を防ぐ、子どもの守り方・見分け方

周囲が子どもの虐待に気付く場合、すでに何らかの被害を受けている状態にあることがほとんどです。これ以上の行為を防ぐためにも、早い段階で気付き、対応していくことが大切です。

日ごろから子どもの様子をよく見ておく

外傷など明らかに誰が見てもわかるものであれば、初めてあった人でもきづくものですが、目に見えづらい虐待も多いものです。

どれだけ早く気付けるかは、日ごろ大人が子供を注意深くみておくことが大事です。

まずは子どもの様子をよく見てみましょう。

外傷はないか、痩せていないか、「たたかれて怖い」などの気になる言葉を使っていないかなど注意深く観察してみてください。振る舞い、受け答えの微妙な違和感から気付けることはたくさんあります。

小学生くらいであれば、子どもが良しあしを判断できる状態にあるため、今自分が受けている行為がおかしいことに気付けるはずです。

会話もしっかりとできるため助けも呼べ、周囲の大人が虐待に気づきやすくなります。

子どもに嫌なことがなかったかを聞いてみる

3歳くらいになれば片言ではあるものの、ある程度会話ができます。すべてを把握するのは難しいですが、子どもの口からつかみとれる情報をできるだけ得ておきましょう。

警察や児童相談所へ連絡する

犯罪に当たる虐待行為をすぐにやめさせるためにも、すぐに警察や児童相談所へ連絡しましょう。

誰から虐待を受けているのかがわからない状態では、安易に親や学校に直接連絡すると状況が悪化してしまうこともあります。


子どもを守るのは大人の役目です。見ず知らずの子供であっても、違和感に気づくことで守れる命があるのです。

弱き子供が虐待にあい、手遅れになるようなことのないように、大人が率先して子供を守る防犯対策を行っていくようにしましょう。




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