増える高齢者の万引き 原因は「寂しいから」?!




高齢者による万引きが増えています。彼らは若者とは違った理由で犯行に及んでいるのです。

繰り返されることが多い万引きを防ぐために、何ができるのでしょうか。

万引きに手を染める高齢者が増加 「孤独」が引きがねか

7月16日の警視庁の発表によると、全国にて警察が摘発した2015年上半期の刑法犯のうち、65歳以上の高齢者の6割は万引きの疑いだったことが分かりました。摘発された高齢者の人数は2万3656人、そのうち1万4186人が万引きの容疑でした。2014年上半期でも摘発された高齢者の人数は2万3034人、そのうち1万4308人が万引きの容疑でした。

高齢者の罪種手口別で一番多い傾向なのは万引きです。警視庁担当者の分析によると、「孤独感が引きがねとなり万引きをする高齢者が多いのでは」とのことです。一方で、高齢者が犯罪の被害にあう事件も増加、高齢者の被害の割合は2013年に初めて1割を超えました。その後も増加しています。

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今回のニュースのポイント

高齢者の犯罪増加に関して、万引きの比率が上がっていることが分かります。以前は万引きは若者の犯罪であるというイメージがあった人も多いと思いますが、徐々に増加した高齢者による万引きの数は6年前に未成年による万引きの数を超え、現在も増え続けています。

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万引きの現状って?

高齢化社会の今、必然的に犯罪者の高齢化も進んでいますが、摘発された人数に占める万引き犯の割合はそれを大きく上回っています。万引きする額も成人の平均額が1万4300円に対して、高齢者の平均額は2600円。高齢者の多くはパンや総菜などの食料品や安価な日用品を万引きしています。

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高齢者が万引きをする理由とは

高齢者が万引きをする背景には、孤独化が指摘されています。一人暮らしの高齢者が外部とほとんど接点を持たず、自分の感情やストレスを発散するはけ口もなく犯行に及んでしまうというものです。また少しでもお金を節約したいという思いから、犯行に及ぶこともあります。彼らは現実的にお金を所有していない場合と、お金はあるけれどこの食事分だけでも浮かせることができればと思っていることもあるようです。

認知症も大きな問題になっています。レジを通らずお店を出てしまった、年金が入っても通帳を無くしてしまい食べることに困った、という事例や、自分の犯行自体を認識できない場合もあります。

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犯行を繰り返さないために出来ること

犯行に及んだ理由は同情すべきものがあったとしても、万引きは決して許されることではありません。しかし万引き犯を捕まえたとしても彼らの状況を理解し犯行に及んだ背景にある問題を解決しなければ、犯行は繰り返されてしまうのです。

彼らは一人暮らしである場合が多く、子供や親族が近くに住んでいないケースが多く見られます。その分近隣住人や地域全体で支援していく必要性が求められます。高齢者が持つ悩みを打ち明ける相手がいることやその高齢者が抱えている問題点を把握する人がいることで、適切な支援を受けられる場所に繋げられることができます。

店側として対処する監視システムの導入や、商品陳列の工夫、従業員の教育によって万引きは減らすことはできます。しかし高齢者の犯行を防ぐためには、そこからもう一歩彼らに踏み込むことが必要です。
孤独な高齢者に対して私たちができることは何か、彼らの助けを呼ぶ声に耳を傾けることが求められているのです。

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【ニュース引用元】
産経ニュース > 高齢者、万引容疑が6割 「孤独感引き金」

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