農家に忍び寄る犯罪! 防犯カメラがつけられない理由とは?




農業を営んでいる人たちを悩ませているのが、自然災害などで農作物が収穫できないことです。でも農家の皆さんが悩んでいるのはそれだけではありません。

昨今増えているのが、畑に火をつけられるなどの「不審火」です。温州ミカンの産地としても有名な静岡県浜松市で、2015年の3月から不審火が相次いでいます。その実態を探ってみましょう。

14件の不審火

静岡県浜松市にある三ケ日地区では、ミカンの栽培が盛んで、周りの農家もミカン農家ばかりです。耕地面積の8割以上がミカン畑で、年間生産量は3万5千トンにも及びます。

そんなミカン農家を狙って、農作業用の器具が置いてある小屋やミカンの木などに火をつけられ、ミカンの生産がままならなくなっているという事件が発生しています。ミカン農家が密集している地域だからこそ、被害に遭った農家だけではなく、隣近所の農家にまでその被害が及んでいます。

この不審火は2015年3月から7月までで14件もあり、まだ犯人は見つかっていません。

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ミカン農家の苦悩

ミカンの収穫は秋に行われ、小屋に数か月間保存します。そうすることでミカンに甘みが出て、初めて市場に出回ります。しかし、そのミカンを保存する小屋や保存用の箱も不審火によって焼かれてしまい、収穫しても保存場所がないために出荷が出来ない状態が続いています。

また、ミカンの木が焼けてしまった農家は新たに苗を購入して植え直しましたが、実が付くようになるまで10年はかかるので、すぐにはミカンを収穫できません。不審火のせいで、ミカン農家の存続も危ういのです。

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防犯カメラをつけられない?

お店や駐車場と違って、小屋や畑に防犯カメラを設置することが難しいのが農家の環境です。農作業用の器具が置かれている小屋や倉庫は、そのほとんどが自宅から離れた場所にあるので、不審者が来ても気づきにくく、火の手が大きくなってからでないと異変に気づきません。

また、倉庫や小屋の周りに電気が通っていないことが多く、防犯カメラを設置したくても設置できないのが現状です。

農家の不審火対策

防犯カメラの設置が難しい農家では、不審火の事件も多発しています。このような事件を防ぐためには、倉庫や小屋の周辺に燃えやすいものを置かないようにしたり、施錠をきちんと行ったり、地域住民で夜に見回りをするなど、人の手で防犯対策を行う必要があります。

今回の浜松市での不審火を受け、高価な農業用器具などを小屋から自宅へ移動したというミカン農家もあります。いつ不審火が出るかわからないので、このような人の手による防犯対策を行うしか方法がないのが現状です。

農家がある地域は都会と違ってのんびりとしており、犯罪などが起きにくいイメージがあります。しかしそれを逆手に取って、防犯対策が十分ではない地域を狙った犯行が増えています。

「倉庫や小屋の周りに電気が通っていないから」という理由で防犯カメラをつけられない、というのもありますが、農業地帯は昔から近所付き合いも濃く、不審者を見かけたらすぐにわかることから「ここは悪い人がいないから大丈夫」と思いがちです。防犯カメラの導入も含め、地域全体での防犯意識を高める必要性があると言えるでしょう。

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【ニュース引用元】
朝日新聞デジタル > 三ケ日ミカンの里、震え上がる 農家狙う?不審火14件

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