新幹線で焼身自殺、改めて考える「安全神話」




2015年6月、新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」225号で、先頭車両で自分の体に油をかけて火を点け、焼身自殺した事件がありました。

「日本の鉄道は安全」と言われている中でのこの事件は、とてもショッキングなものでしたよね。何故このような事件が起きてしまったのか、今後の対策をどうしたらいいのかを考えていきたいと思います。

新幹線の防犯カメラはデッキにしかない

最も安全だと言われている日本の新幹線で起きた、衝撃的な焼身自殺事件。新幹線は飛行機のように手荷物検査がないため、油を持ち込んでも誰にもとがめられないし、ほとんど気付かれないのが現状です。駅構内にも防犯カメラはありますが、灯油缶でも持ち歩いていない限り、誰の目にも留まりません。

そして新幹線の車内にも防犯カメラはありますが、客室内ではなくデッキにあります。これでは、客室内で何かトラブルが発生した際、なんの証拠も残りません。「新幹線の安全神話」は、乗客の「良識」によって支えらえていたとも言えます。

新幹線の車内に防犯カメラ増設

そこでJR東海は、東海道新幹線と山陽新幹線の車内にも、防犯カメラを増設する意向を明らかにしました。現在設置している客室外のデッキにも増設し、新たに車両間の通路部分や客室内の前後に二台、設置するということです。

防犯カメラを客室内にも置くことで、犯罪の抑止力を高める効果が期待できます。また、乗客としても「周囲に怪しい物を持っている人物はいないか」と注意する意識が高まりますよね。もはや新幹線は「席に座ったらのんびりして目的地まで」という乗り物ではなくなってしまったのです。

乗客の注意力が試される

1995年に起きた、地下鉄サリン事件からちょうど20年が経ちました。朝の通勤ラッシュの時間帯だったため、尋常ではない数の被害者が出た「未曽有の大事件」です。それ以降、車内のアナウンスでしきりに「不審な物を見かけたら駅員へお知らせください」と流れ、駅のゴミ箱は全て使えない状態が続きました。

地下鉄サリン事件があってから、しばらくは車内でも「不審な物、人物はないか?」と気を張っていた人も、今では何にも思わずに電車に乗っているのではないでしょうか。その状態こそが「日本の鉄道の安全神話」の一角を崩していると言えます。防犯カメラを設置するのは最も有効な手段ですが、その次に重要なのは「乗客の注意力」です。鉄道を狙った事件や事故は、甚大な被害をもたらします。乗客である私たちが「周りを見る注意力」は、個人で出来る最も有効な防犯対策と言えます。

記事あなたの大切な車もターゲットに?自動車盗難に注意

「新幹線に防犯カメラ」で「安全神話」を取り戻せるか

今回の事件を受けて、新幹線の客室内などに防犯カメラが設置されることになりました。むしろ、今までなかったことの方が不思議なくらいです。飛行機に乗るときには手荷物検査など、煩雑な検査がありますが、鉄道では今のところそのような検査はありません。

飛行機よりも運転間隔が短く、利用者も多い鉄道では、手荷物検査を行うのは難しいのが現状です。防犯カメラが設置されたことで、二度とこのような事件が起きないことを願うばかりです。

防犯カメラのサンプル動画はこちら

【ニュース引用元】
朝日新聞デジタル > 走行中の新幹線内で男が焼身自殺か 煙吸った女性死亡
朝日新聞デジタル > 新幹線車内に防犯カメラ増設へ JR東海、放火事件受け

思ってもいない場所で、事件事故は起こりますのでご注意ください。
仙台の防犯専門会社セキュリティバーンズへお気軽にご相談ください。