小麦アレルギー対応の保存食




 

阪神・淡路大震災、そして東日本大震災によって、日本国民1人1人が防災に対して目を向けたのではないかと思います。

飲料水や保存食を大量購入して蓄えているご家庭も数多くいるでしょう。また、保存食に詳しくなったという人もいるのではないでしょうか?震災は、たくさんの悲しみを呼んでしまいましたが、いつまた来るかもしれない天災に対しての防災意識も確実に高まりました。

そして、自治体や地域レベルでも保存食に対する取り組みも進んできています。ですが食物アレルギーを持つ方への保存食の受け入れ体制が進んでいる自治体は、皆無といっても過言ではないのが現状です。

災害時に食物アレルギーがあると、「支援が届いたものの食べれない。」などという、深刻な事態に陥った事例も多く報告されています。
そのような方のためにも、保存食にはかかせない原料である”小麦に対してアレルギーがある場合”を例として考えていきましょう。

小麦はとても除去しにくい材料

現在、日本の人口の1%以上である約100万人以上の人が、何らかの食物アレルギーを持っているといわれます。乳児に至っては10%と、かなりの高い確率です。

わが国では、食物アレルギーの特定原材料七品目として、卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにの表示が義務付けられています。それに加え、特定原材料に準じるものとして、大豆・サバなど18品目の表示を奨励しています。

中でも、小麦アレルギーは誰もが耳にしたことがある、とてもポピュラーなアレルギーでしょう。しかしながら小麦は、パンやうどん・パスタなどの主食にはもちろんのこと、ケーキやクッキーなどのお菓子類には必ずといって良いほど使用されます。それに加え、醤油・味噌などの調味料にも含まれていることも多いそうです。

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そのため、味付けされた缶詰などの加工品や、食品に添付されているタレなどにも少なからず入っています。普段の食事のときでさえ除去するのが難しい原材料ですので、缶詰などが多い保存食から小麦を除去するのは大変なことです。

昔ながらの知恵を使って小麦フリーの保存食を作る

お家で保存食を作る場合は、昔の人の知恵を上手く利用するのが良いと思います。

主食に関しては、小麦を外すとなると、やはり米食になるのではないでしょうか?ご飯は干し飯にしておくと長持ちして便利です。また高野豆腐などはタンパク源に持ってこいでしょう。漬物や、梅干、ドライフルーツなども頼りになります。

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便利に揃える小麦フリーの保存食

東日本大震災を教訓として、食品メーカーからも保存に適した商品が多く出回るようになりました。こちらも大いに活用することをお薦めします。

主食に関しては、ご飯はもちろんのこと、米粉パン・米麺など、小麦を使わなくても十分美味しく食べれる食品も数多くあります。常温で保存できるスープやカレーは、栄養源にもなりますよね。またお子さまが大好きなクッキーなどのお菓子類も豊富です。

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食物アレルギーはひとつの物質だけでなく、複数の物がアレルゲンとなっていることも多いです。アレルギー検査をきっちり行った上で、いざと言う時に困らないよう、十分な量の保存食を準備をしておきましょう。