倉庫内で窒息死?従業員の命を守るには




倉庫で作業をする場合、その場所で人が作業をするのに適切な環境であるかどうかをきちんと定期的に確認している企業はどれくらいあるのでしょうか。

つい商品目線になってしまい、そこで働く社員の安全まで目が行き届いていないと大変なことになってしまいます。

倉庫内の酸素濃度がわずか2パーセント

青森県十和田市深持にある精米倉庫で3月30日に、地下点検室内で機械の不具合を確認していた父娘の2人が窒息死する事故が起きました。

捜査関係者によりますと、現場の状況を再現するため、2週間地下点検室の蓋を閉めてその後測定器で調べたところ、酸素濃度がわずか2パーセント、二酸化炭素濃度は21パーセントという結果でした。

通常の酸素濃度は21パーセント程で、16パーセントになると頭痛や吐き気を引き起こし、10パーセント以下で意識を失うという命に関わる危険な状況に陥ってしまいます。

遺族の話によると、これまでも精米機の調子が悪いときに点検に行った従業員の体調が悪くなってしまったことがありました。

どうしてこのような事態になってしまったのかというと、倉庫内にあるもみが発酵や腐敗したり、玄米が呼吸することによって酸素濃度低下したためです。

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今回のような事故はどう防ぐ?

一般的には知識が無い人にとっては、普段倉庫に立ち入って体調が悪くなったとしてもたまたまそうなっただけだと思いがちだと思います。

しかし、何かを生産するのであればそれについてあらゆる面から知識を身につけておかなければならないと思います。

今回の事件はどうすれば防ぐことができたのでしょうか。

倉庫の広さが生産物に対して十分であるか、空気が行き届きにくい地下室なので換気設備が十分であるかを、きちんと専門的な知識のもとで考えるべきです。

また、厚生労働省では、同じ様な危険のある穀物や飼料の貯蔵庫やマンホール、酒のタンクなどは酸素欠乏症危険場所に指定しているので、講習を受けた作業主任者が設置したり、立ち入り禁止箇所の周知の徹底を労働安全衛生法で義務付けています。

ですので、危険場所だと分かっているようであれば、毎回きちんと酸素濃度などの数値を測定して入室するべきです。

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倉庫内で他に起こりうる従業員の危険とは?

倉庫内で他に起こりうることとはなんでしょうか。

例えば夏の暑い日に起こる熱中症、冷凍品を扱う所であれば凍死などがあります。

そういった危険から従業員の身を守るために上記のような対策をしたり、倉庫の中からでも危険なことがあったらすぐ連絡できるような呼び出しシステムをつけたり、監視カメラを設置することで何が起きたのかいち早く確認できるようにするのが望ましいでしょう。

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ニュース
河北新報 > 十和田・精米倉庫2人死亡 なぜ発生どう防ぐ
河北新報 > <十和田死亡事故>倉庫内の酸素濃度2%

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