飲食店に防犯カメラを設置するときの注意点




食い逃げ、強盗、嫌がらせ―――。さまざまな犯罪と隣り合わせにある飲食店。防犯対策を考えなければならない一方で、客がプライベートを満喫する場所でもあるため、監視カメラひとつとってもむやみに設置するわけにはいきません。

ここでは、飲食店に防犯カメラを設置する際、どういった点に注意するべきかを探っていきましょう。

飲食店に防犯カメラを設置するときの押さえておきたいポイント

不特定多数の人々が出入りをして、金銭のやり取りが発生する飲食店。そう考えると、飲食店もしっかりと防犯カメラを設置するべきといえます。

ですが飲食店の場合、頻繁に利用される常連客など兼ね合いなどもあり、防犯カメラを設置するにしても気を配って行う必要があるでしょう。

まどか
私の母が経営しているお好み焼き屋さんがレジのお金を盗まれてしまったんです。常連客が多い店だけに何だかショックです…。
防犯部長まさる
それは災難でしたね。防犯対策といっても、お母さまのようなお店は、カメラ1つにしても設置するのが難しいのでは?
まどか
はい、お客さんに悪いからって、母も言っていました。
防犯部長まさる
人情味のあるお母さまですね。では、そういったお店で防犯カメラを設置するポイントをお話しましょう。

撮影区域をはっきりさせる

飲食店は顧客のプライバシーを映してしまう可能性が高い空間です。そのような点から、不必要な場所まで映さないように、撮影区域をはっきりさせることが大切です。

客のプライバシーを守りつつ、防犯カメラはピンポイントで設置してみましょう。

防犯カメラが作動中であることを明示する

知らないうちに撮影されていることは、あまり気持ちの良いものではありません。人によっては隠し撮りだと感じるでしょう。

顧客の気分を害さないためにも、防犯カメラが動いている最中であることを明示したほうが賢明です。

事前にクレーム対応を考えておく

飲食店を利用する側としては、ゆっくりと安心して食事などを取りたいはず。その様な空間で、露骨に防犯カメラを設置すれば、不快に感じクレームを入れる人がいるかもしれません。

そんなクレームに対してどのような対策を打つか、設置する前に考えてみてはいかがでしょうか?

従業員のモチベーションが下がるクレーム
顧客からのクレームは従業員を疲弊させる要因となります。従業員のモチベーションも下がり、もしかしたら本来の飲食店としてのサービス提供から著しく外れることになるかもしれません。

クレーム対応に翻弄させないためにも、対応方法をマニュアル化することも大切です。

防犯カメラに映された飲食店での被害

不特定多数の人々が利用する飲食店は、多額の金銭があるため、強盗や窃盗などの犯罪が起こりやすい空間です。

従業員の不正発覚も…

従業員の不正を視野に入れなければならないのは金銭を扱う場だからこそ。レジを扱う従業員が複数いれば、それだけ窃盗の恐れがあるのも事実です。レジに従業員を常駐させているのであれば、飲食店内が忙しい時間帯を見計らってレジのお金を着服しないとも限りません。

防犯部長まさる
従業員を疑ってしまうのは気が引けるという人もいますが、従業員による不正を見つけるのは容易ではありません。防犯カメラを設置することで、従業員の意識も良い方向へ高まるのではないでしょうか?
PayPal(ペイパル) などのオンライン決済や、Suiva(スイカ)やWAON(ワオン)などといった電子マネーを利用する店が右肩上がりに増え、お金を持ち歩かないという人もいますが、やはり現金でのやりとりを望む人々もいます。

現金のやり取りが全くなくなるというのは、まだまだ先の話でしょう。防犯カメラを設置することにより、犯行に及んだ人物を特定させることに役立つことが期待できます。店内の金銭があまりにも記録と合わない場合は、防犯カメラに従業員が着服している場面が映っていたという事はよくあることなのです。

悪質な行為を記録

また、客もしくは従業員による悪ふざけの動画。これら悪質な犯罪も目にすることが多くなりました。飲食店にて最も大切であるのが衛生環境。このイメージが崩れてしまうと、閉店に追い込まれる状況になるといっても過言ではありません。

何かしらの混入物があるだけで店の評判は型落ちです。現金を盗まれることも経営者にとっては痛手ですが、先々のことを視野に含めると、客からの信頼を損なってしまうのが1番に恐ろしいことかもしれません。外からの犯罪だけでなく中からの犯罪に対しても気をつけるべきでしょう。

防犯部長まさる
内外問わず発生する恐れのある犯罪。窃盗、強盗、レジの着服、悪質な迷惑行為と、常に犯罪と隣り合わせである飲食店だからこそ防犯対策は重要です。

飲食店に防犯カメラを設置する必要性

飲食店に防犯カメラを設置する必要性は上記のとおり、いろいろな犯罪と隣り合わせだからこそ。飲食店内で犯罪が起きればお店の評判、そして大量の金銭が盗まれれば経営に重大な支障をきたします。そうなると店舗経営に安定性を求めことは難しくなるでしょう。

店を守るという本来の役割を考えると、防犯カメラを設置する必要性は非常に高いといえます。それと同時に、内部不正を防ぐためにも、防犯カメラを設置することは意味のあることといえるのです。

防犯部長まさる
従業員が多くいればいるほど経営は大変です。防犯カメラには、業務の改善や教育につなげることができるというメリットもあります。新しく入った従業員がマニュアル通りに動いているかどうか、何かしらのトラブルが発生していないかを確認することができるのです。
まどか
経営者や店長がいない間、しっかりと誠意を持って働いているのかどうか確認もできますよね。昔バイトしていた店でも、店長がいないとサボっていた人がいました。
防犯部長まさる
見ている人がいないとついサボってしまうというのは理解できますが、働いているからにはしっかりしないといけませんね。おういった意味でも、飲食店に防犯カメラを活かすことができるのです。

犯罪や不正を未然に防ぐという本来の役割も大切ですが、経営に活かせるという点においても防犯カメラの設置はプラスになるでしょう。

まどか
今日まさるさんが話してくれたことを母にも伝えます。防犯カメラは決してお客を見張るためのものではないですもんね。
防犯部長まさる
お母さまも分かってくだされば良いですね。防犯カメラは、決して人を監視するためだけではなく、店を守るため、従業員を守るため、安心して経営をしていく上で意味のあることです。